10年・1万人超の現場から見えてきた!
全国通訳案内士(通訳ガイド)30の原則 Part 3

23–30 プロフェッショナルとしての在り方・チーム・未来

Makoto Guide Knowledge Archive

10年の経験を、次の10年の価値へ。そして、次の世代へ…

はじめに:プロフェッショナルとして、これからどう歩むか?

「良いガイドを続けていくために、何が必要なのか?」

ガイドとしての経験を積み、できることが増えてくると、今度は別の課題が見えてきます。

どうすれば安定して良いパフォーマンスを続けられるのか。
どうすれば、自分らしさを失わずに変化していけるのか。
これまで積み重ねてきた経験を、どのように次の世代へ渡していくのか。
そして、資格や経験を、単なる肩書きで終わらせず、自分自身の人生や仕事の価値につなげていくにはどうすればよいのか…

現場では、英語や知識だけでは解決できないことがあります。

体調を整えること。
十分に準備すること。
最新情報を学び続けること。

そして、一人ではツアーを完成させられません。ゲスト、エージェント、運転士、飲食店、観光施設、関係者、そして他のガイド。さまざまな人の力がつながって、一つのツアーという「作品」が完成します。

だからこそ、ガイドとしてのキャリアを考えることは、単に「何本ツアーをしたか」「どれだけ稼いだか」だけでは測れないのかもしれません。

最後の原則23~30では、プロフェッショナルとして長く現場に立ち続けること、経験を価値に変えること、そして自分なりの幸せなガイド人生をつくることについて考えます。

全国通訳案内士(通訳ガイド)30の原則 Part 3
23-30 プロフェッショナルとしての在り方・チーム・未来

23. 良いパフォーマンスは、まずコンディション(体調管理)から

繁忙期ほど、体調、喉、睡眠、集中力を守る。
自分の身体や変化の傾向に意識を向けて、可能な限り調える。

24. 準備は「安心」を生み、安心は「余裕」を生む

下見、スクリプト、ルート確認、最新情報、想定質問準備の目的は「全部覚えること」ではなく、現場でゲストを見る余裕をつくること。

25. 最新情報を取り入れ、「毎回フレッシュな風」を吹き込む

新紙幣、街の変化、イベント、季節、流行、施設の変更同じスポットでも、今日しか話せないことがある。

26. プロフェッショナルとは、「自分のカラーを持ちながら変化できる人」である

自分らしさを持つ。しかし、自分らしさを押しつけない。状況に応じて、静かに信頼される、エネルギッシュに場を動かす、伝える、聞く、笑わせる、任せる「自分のカラー」と「柔軟性」を両立することがプロ。

27. 年齢・経験・過去は、積み重ね方次第で「価値」になる

新人さんの熱量は素晴らしい。しかし、10年、20年と積み重ねれば、「人生経験 × 日本理解 × 現場経験 × 言葉」 が重なり、若い頃には出せなかった深みが生まれる。

28. ガイドは「一人で働く仕事」ではなく、「みんなで一つのツアーをつくりあげる仕事」である

ゲスト、エージェント、運転士、レストラン、観光施設、関係者、他のガイド全員の力がつながり、感謝のサークルとなり、一つの作品が完成する。

29. 国家資格を「肩書き」で終わらせず、「自分のブランド」に育てる

資格を取ったことがゴールではない。そこから、「経験専門性信頼個人ブランド次世代への還元」 へつなげていく。

30. 「合格・デビュー」はゴールではない。自分なりの幸せなガイド人生をつくることがゴールである

試験合格、ガイドデビュー、100本、500本、60か国、1万人数字はあくまで節目。本当のゴールは、「自分らしいガイドとして、人の役に立ち、学び続け、出会いを楽しみながら、次の世代にも価値を渡していく」こと。

30の原則を振り返って

いかがでしたでしょうか?
最後の原則23~30では、ガイドとして長く現場に立ち続けるためのコンディションや準備、自分自身のカラー、経験の積み重ね、そしてチームやキャリア、未来について考えました。振り返ってみると、この30の原則は、単なる「ガイドの技術集」ではありません。

どう話すか。どう案内するか。
どう準備するか。どう失敗から学ぶか。
どうゲストと向き合うか。どう自分自身を成長させていくか。
そして、どうすればこの仕事を、自分なりに長く続けていけるのか…

そのすべてがつながっています。

10年間、1万人を超えるゲストと現場に立ってきました。うまくいったツアーもあれば、反省の残るツアーもありました。想定通りに進んだ日もあれば、天候や交通、ゲストの反応によって、その場で判断を変えた日もありました。

その一つひとつが、今の自分のガイディングをつくっています。そして、これから先も、この30の原則が「完成形」になることはないと思っています。

経験を重ねれば、また違う景色が見えてくる。
新しいゲストに出会えば、新しい問いが生まれる。
時代が変われば、求められるガイドのあり方も変わっていく。

だからこそ、この30は「答え」ではなく、これからも自分自身の現場を振り返るための判断軸として持ち続けたいと思います。そして、これから全国通訳案内士を目指す方、これから現場に立つ方、すでに長くガイドを続けている方にも、

「自分にとって大切なものは何だろう?」

と考えるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

資格を取る。ガイドとしてデビューする。経験を積む。仕事を増やす。専門性を高める。それぞれに大切な目標があります。でも、その先にあるのは、数字や実績だけではないのかもしれません。

自分らしいガイドとして、人の役に立ち、学び続け、出会いを楽しみながら、自分自身も豊かになっていく。

そして、自分が先輩方から受け取ったものを、今度は次の世代へ渡していく。そんな循環の中で、自分なりの「幸せなガイド人生」をつくっていく。それこそが、10年間・1万人超の現場から、私が今感じている一つの答えです。

もちろん、これは私自身の答えにすぎません。

だからこそ、この30の原則を読んだあなたにも、あなた自身の「30の原則」があるのだと思います。この30が、その答えを見つけていくための、小さなきっかけになれば嬉しく思います。

10年・1万人超の現場から見えてきた、全国通訳案内士(通訳ガイド)30の原則。

ここから先も、まだまだ現場は続いていきます。

プロフィール(関連資格など)

相澤 誠(Aizawa Makoto)

C&L Academy
(シーアンドエルアカデミー)代表

新・イングリッシュプロジェクト 主宰
新・全国通訳案内士レボリューションJGR ファシリテーター

 
  • 全国通訳案内士 東京都登録番号  第EN04831号
  • 総合旅行業務取扱管理者(観光庁・日本旅行業協会)
  • 国内旅行業務取扱管理者(観光庁・全国旅行業協会)
  • インバウンド実務プライム主任者(全日本情報学習振興協会 認定)
  • 東京シティガイド(TCVB 東京観光財団 ゴールド 認定)
  • 国内旅程管理主任者(ツアーコンダクター)
  • 英検1級(実用英語技能検定)
  • Diploma in TESOL(ITTT 英語教授法)
  • Certificate in Teaching English to Speakers of Other Languages
  • Certificate in Teaching English Online(CTEO)
  • Certificate in Teaching Business English(CTBE)
  • Certificate in Teaching English to Young Learners(CTEYL)
  • Certificate in Teaching Practice Recognition(CTPR)
  • NLPプロフェッショナルコーチ(日本NLP協会 認定)
  • NLPマスタープラクティショナー(全米NLP協会 認定)
  • NLPプラクティショナー(全米NLP協会 認定)など

全国通訳案内士試験 必勝コーチングサービス

全国通訳案内士試験に合格しませんか?』のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。ファシリテーターの相澤 誠(あいざわ まこと)です。

私は2016年度全国通訳案内士試験に合格し、これまでに世界60か国・10,000名以上・600本以上の外国人観光客ツアーや送迎業務を担当してきました。現在は、英語学習コンサルタント・英語コーチとしても活動し、受験生の皆さまの学習をサポートしています。

新・イングリッシュプロジェクト』では、「全国通訳案内士試験 必勝コンサルティング/コーチング」を通じて、1次・2次試験対策のお悩みや課題を整理し、あなたに最適な合格ロードマップをご提案しています。一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談くださいませ☆

 

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東京都 第EN04831号 
相澤 誠 (Aizawa Makoto)

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